「ならまちナイトカルチャー」始まる-夜の奈良で伝統工芸や芸能・文化体験

前回の「ならまちナイトカルチャー」の様子

前回の「ならまちナイトカルチャー」の様子

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 ならまちセンター(奈良市東寺林町、TEL 0742-27-1151)で5月19日から、夜の奈良で伝統工芸や芸能・文化を体験することができる「ならまちナイトカルチャー」が始まった。今月31日までの間、奈良に関連したさまざまな催しが開かれる。

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 催しは、奈良県には毎年約1,300万人が観光に訪れているが、奈良に泊る宿泊客の数は約200万人と少なく、「夜の奈良にはなにもない」そんなイメージを払しょくするため、ならまち振興財団が企画したもの。昨年秋に初めて開催し20日間で約1,000人が訪れた。

 期間中の火曜は、伝統工芸体験として、奈良を代表する伝統産業「墨」のを手で握って作る「にぎり墨」と、同じく伝統産業の「筆」作りのほか、「透かし楽彫り」を体験することができる。水曜は、大蔵流による狂言の鑑賞。木曜は、ならまち芸能企画研究会が奈良にちなんだ落語を披露。金曜は、奈良雅楽アンサンブルによる雅楽鑑賞。土曜日は、1畳ほどの大きな紙芝居と語りで「ならまち」に伝わる民話をミュージカル仕立てで上演する「奈良の民話ミュージカル絵巻」。日曜には、金剛流シテ方植田恭三師が「金剛流ならまち能」として「船弁慶」を披露する。

 このほか、水曜・日曜に「なら工藝館」(阿字万字町)、火曜・金曜に「杉岡華邨書道美術館」(脇戸町)、木曜・土曜に「入江泰吉記念写真美術館」(高畑町)でそれぞれ夜間特別公開も行う。観覧者には学芸員が作品説明行う。

 同財団の担当者は「昼も夜も奈良を楽しんでいただきたい。連泊して奈良の伝統文化を楽しんでいただければ」と期待を寄せる。

 参加は当日19時までに申し込みが必要。開催時間は20時~21時。参加費用は500円~1,050円(催しごとに異なる)。今月31日まで。

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