印刷業の明新社(奈良市南京終町)は3月20日、近鉄奈良駅からほど近いもちいどの通り商店街に「せんとくん」「まんとくん」「なーむくん」などの奈良産キャラクターグッズを取りそろえる「ならクターショップ絵図屋(ezuya)」をオープンする。
店舗は、同社の旧本社を改装したもの。元々は1926(大正15)年に建築された町屋で、和をイメージした売り場面積は75平方メートル。同店のある同商店街は、地形図を販売したり、仏画を描くかつての職人の町だったことから「絵図屋」と名付けられた。
オープン時に並ぶ商品は、奈良産キャラクターを中心に150アイテム400種類に及ぶ。内訳は、「せんとくん」グッズ=クリアファイル、ハンカチ、Tシャツなど35アイテム109種類、「まんとくん」グッズ=フィギュア根付、ボールペン、ピンバッチなど39アイテム90種類、「なーむくん」グッズ=トートバッグ、クッションなど12アイテム37種類。奈良のイベント関連商品なども取りそろえるほか、今後も新しい商品開発を行い随時販売する。
同店は、落書きをされていたシャッターに「せんとくん」と「まんとくん」のイラストを描き、両キャラの縁を結んだと脚光を浴びた。そこで「せんとくん、まんとくんにかかわる次の展開ができないか、シャッターを開けても人を呼べるように」(同社の乾昌弘社長)との思いからショップを企画。そんな出会いを取り持った乾社長をモチーフにした愛のキューピットキャラクター「まさか!?の縁を取り持つ『絵図屋のMASAクン』も打ち出し、ポストカード(100円)が商品として並ぶ。
オープン初日(20日)の10時~12時、「まんとくん」も祝いに駆け付け、写真撮影や握手で応えるほか、今月20日~22日は、「絵図屋MASAクン」がプリントされているエコバックを先着100人の購入者に進呈する。
乾社長は「平城遷都1300年祭が盛り上がる一助に、商店街が活性化する起爆剤になれば」と意気込みをみせる。「MASAクンをせんとくんに負けない位の人気者にしたい」とも。
営業時間は10時~19時。営業は、平城遷都1300年祭が終わる2010年末までを予定。