奈良県ビジターズビューロー(奈良市登大路町)は10月1日、奈良大和路カレンダー2016「縁(えにし)で巡る大和のみほとけ 結縁慈愛(けちえんじあい)」を発売した。
奈良県の歴史文化の魅力を全国に紹介しようと製作する「仏像シリーズカレンダー」の第20弾。2014年から始めた「縁で巡る大和のみほとけ」テーマの完結編となる。表紙には、悩みや苦しみや悶(もだ)えを救う、「日本屈指の美しい観音さま」ともいわれる薬師寺の聖観世音菩薩像(しょうかんぜおんぼさつぞう、国宝)を起用した。
掲載する仏像は、1月・2月=観音菩薩立像(法隆寺、国宝)、3月・4月=大日如来坐像(大日寺、重文)、5月・6月=十一面観音菩薩立像(矢田寺、重文)、7月・8月=薬師如来坐像(南明寺、重文)、9月・10月=阿弥陀如来坐像(報恩寺、県指定)、11月・12月=弥勒如来坐像(東大寺、国宝)。
写真は写真家・小川光三さんの作品。サイズは縦364ミリ、横267ミリ。特別付録としてポストカードが付く。
価格は1,500円。限定1万部。同事務局や奈良まほろば館(東京都中央区)、全国の紀伊國屋書店、東急ハンズなどのほか、各主要書店でも販売する。