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奈良・写真美術館で風景写真の企画展―奈良の今と昔を比べる写真展も同時開催

入江泰吉記念奈良市写真美術館で開かれている企画展「入江泰吉の眼~ファインダー越しの古代奈良~」

入江泰吉記念奈良市写真美術館で開かれている企画展「入江泰吉の眼~ファインダー越しの古代奈良~」

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 入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良市高畑町、TEL 0742-22-9811)で現在、企画展「入江泰吉の眼~ファインダー越しの古代奈良~」と夏休み企画「今昔写真展~斑鳩・山の辺・飛鳥・葛城編~」が開かれている。

三輪の里(1956年)

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 昭和期に活躍した写真家の故・入江泰吉の作品を紹介する同展。目には見えない歴史の気配を写し取ろうとしていたという入江泰吉の、古代の風景を連想させる写真84点(モノクロ=32点、カラー=52点)を展示する。

 「今昔写真展」は、今と昔の奈良を見比べて3世代でも楽しんでもらえるようにと夏休み企画として実施。入江泰吉の写した昔の奈良と、同館学芸員が撮影した今の奈良を見比べることができる。「三輪の里」(1956年作)では、ほとんど当時と変わらない風景も、昔の写真では蒸気機関車が写っていて、今の写真ではJRの鉄道が走る姿が写っており時代の変化を感じることができる。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日の場合開館、翌日休館)。入場料は、一般=500円、高校生・大学生=200円、中学生以下=100円(7月19日~8月31日までは小・中学生無料。小・中・高生は毎週土曜無料)。毎月第2・4土曜日は学芸員による作品解説も行う。9月28日まで。

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