奈良クラブ(関西サッカーリーグ1部)は7月3日、羽中田昌監督が辞任したと発表した。
同クラブによると、6月30日に鴻ノ池陸上競技場で行われた試合後、チームのフロント陣に羽中田監督から辞任の旨が伝えられたという。同クラブGMの矢部次郎さんは「まだJFL昇格の可能性はある」などの言葉で辞任を引き止めたが、本人の意思が固く受け入れることになった。
羽中田監督は3日に行われた練習前に選手と対面し「皆さんの期待に添えることができなくて申し訳ない」――そんな言葉を掛けたという。困惑した様子を見せる選手も見られたが練習後には選手同士で話し合い「自分たちにも責任がある。サポーターのためにも最後まであきらめずに頑張ろう」と前向きな姿勢を取り戻しているという。
ツイッターなどではこの発表を受けて「早すぎる」「残念」などの辞任を惜しむ声や、「苦しいときだからこそサポーターはチームを支えなきゃなとあたらめて思った」などの声が上がった。
矢部さんは「このようなことも乗り越えていかないといけない。選手も強い意思を持って、結果を残そうと努力しているので、サポーターの皆さんに後押ししてもらえれば」と話す。