生駒消防本部(生駒市)で11月19日、「生駒消防フェスタ2011」が開かれ、訪れた人たちは普段目にすることのできない消防の内部を見学した。
当日はあいにくの天候のため一部予定が変更となったが、急きょ仮眠室で行われたことで目の前で見ることができた訓練展示は好評だった。ロープブリッジ救助訓練・引き揚げ救助訓練の一部を迫力満点の特等席で見学。隊員のきびきびとした動作に見学者から拍手が湧いた。
そのほか、通信指令室の見学や応急手当の体験、東日本大震災や台風12号の被災地での活動の様子をパネル展示したほか、横揺れ縦揺れそれぞれ震度7まで体験できる地震車も人気で、あまりの大きな揺れに動揺を見せる人もいたが、「もしもの事態に備えていい経験になった」と話していた。
ポンプからの放水体験では、幼い子どもも小さな手でしっかりとホースを握り消防隊員気分で放水。119人目の来場者に植田隆雄署署長が記念品を贈るサプライズもあるなど、署員の手作り感があふれるイベントは好評に終わった。