2009年4月に結成した社会人アマチュア劇団「チャンサー」が4月9日・10日、やわらぎ会館(北葛城郡王寺町)で旗揚げ公演を行う。
2009年2月に奈良市の図書館で行われた演劇イベントに参加したメンバーが、イベント後も息の合ったメンバーで芝居をとしたいとの思いで結成した同劇団。22歳~72歳の16人が所属している。
座長は元役者の岩名しゅんさん。毎週日曜日の午前中に、ストレッチや発声練習などの基礎練習から、公演に向けた台本読みなどの練習を行っている。芝居に興味のある人が気軽に参加できるような劇団を目指すといい、岩名さんは「目標は高くアマチュア演劇の日本一に」と意気込む。
脚本を手がけるのは新居達也さん。「役者の個性を引き立たせる脚本」だという内容は、主人公の女性の母が病気で入院したことを機に、周囲の人の優しさに触れ、元気づけられていくという内容。A4用紙に書かれた台本は現在5枚。今月中には40枚ほどを書上げるという。
公演は、「演劇に興味を持つきっかけになれば」との思いもあり入場料は無料に。衣装やセット、照明や音響など団員費で賄う。「お客さまも演者も楽しむ公演にできれば」と岩名さん。
メンバーは、ほとんどが素人だが、プロ志望の役者よりも実生活でさまざまな経験をしていることがよい演技につながるという。「メンバーの成長ぶりはすごいものがある」と岩名さん。
個性的なメンバーがそろう中、岩名さんも「想像を絶する」と評価するのが、同劇団の看板女優のカコちゃん(72)、ヤマちゃん(70)、タケちゃん(68)の3人。1人でも欠けると全員が練習を休むなど、行動を共にしていることから3人セットで「サンチャン」の愛称で親しまれている。もともとご近所同士だという「サンチャン」、図書館のイベント参加も興味本位だったという。
発声練習や台詞を覚えるのが難しいという「サンチャン」。公演に向けては、「他のメンバーに迷惑をかけないようにしたい」と生き生きとした笑顔で話す。
開演は、4月9日=18時、10日=13時・16時。