JTB西日本(大阪府)は7月23日、地域交流型旅行商品「地恵(ちえ)のたび」の第7弾として「地恵(ちえ)のたび ならまち」を発売した。
「地恵(ちえ)のたび」は、歴史や文化、特産物などを生かして町おこしに取り組む地域を訪れて、新たな地域活性化のヒントや交流の輪を広げることを目的とした受託型の企画旅行商品で、観光だけでなく地域と交流ができることが特徴。昨年5月から販売を始め、これまでに大阪の天神橋や、東大阪などにスポットを当てた旅行商品を販売している。
奈良町には、古い町並みが残る一方で町家などを利用したカフェなども多くできるなど、新しい奈良の一面も見ることができることから、同社は「古き良き伝統と新しい文化が交わり、地域の息づかいが聞こえる数少ない町」としている。
奈良町の歴史文化を深く知ってもらうことに加えて、地元の人しか知らない町の魅力を感じでもらおうと、奈良町情報館のスタッフが案内を行う。
「奈良の歴史の深さを再発見」と題したモデルコースでは、奈良県庁の屋上で奈良の町並みを一望した後、世界遺産の元興寺極楽坊を同寺文化財研究所の研究員による解説を聞いての拝観、奈良町の町づくりの仕掛け人による説明、自由散策などを盛り込む。所要時間は約6時間。
8人以上での申し込みが必要で、申し込み後同社が予算などに合ったプランを提案する。