生駒市消防本部(生駒市)で12月10日、同庁舎前にある高さ約25メートルの「メタセコイア」の木を電飾で装飾した「防火イルミネーション」が点灯した。
火災の多発するこの時期に防災意識を高めるために1989年から始められたもので、市民から「楽しみにしている」などの声が寄せられるなど、同市の冬の風物詩として定着している。
今回は、今年6月から義務化された住宅用火災警報器の設置啓発を目的として巨大な警報器の模型も設置し、「つけましたか?住宅けいほうき」と書かれた看板とともに市民に呼びかける。
17時から行われた点灯式には、生駒台少年消防クラブのメンバー20人が参加。秋吉基秀消防長とともに同クラブを代表して多田弥布さん(小6)と林航平くん(小2)がボタンを押して点灯されると、さっそく道行く市民が足を止めて巨大なイルミネーションに見入っていた。
節電にも配慮し電飾はLEDを使用。樹木には2,800個、警報器には700個の電飾が付けられた。電気代は1日に約17円という。
点灯時間は17時~23時(1日は3時まで)。来年1月1日まで。