奈良国立博物館(奈良市登大路町)で行われていた「第61回正倉院展」が11月12日、過去最多の入館者数を更新して閉幕した。最終日の同日は入館が無料となり平日にもかかわらず多くの人でにぎわいをみせた。
11日には、高円宮妃久子さまも観賞された同展は、正倉院宝物を代表する名品66点を展示。天皇陛下即位20周年を記念して例年より3日間の期間延長や入館無料日を設定したこともあり、昨年の26万3765人を上回る29万9294人が来場した。
同日は、常時600人ほどの行列ができ15分~30分待ちが続いた。期間中、開催から8日目で10万人、15日目で20万人をそれぞれ突破し最後の週末を迎えた今月7日・8日には1日の来館者が2万人を超えた。