唐招提寺(奈良市五条町)で12月15日、「お身ぬぐい」が行われた。
当日、僧や職員ら約20人が長さ約5メートルのはたきを使い仏像にたまった1年間のほこりを払った。国宝の盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)などが安置される金堂は2000年から修理が行われているため、今年は講堂から順次行われた。
午前9時から講堂で、マスクを付けた僧侶ら7人が読経し法要。弥勒如来坐像(みろくにょらいざぞう)からはたきがかけられた。僧らははしごに上り仏像の高い部分から作業を始め、講堂中はほこりが舞い上がった。細かい部分では筆を使い丁寧にほこりが払われて仏像は清められた。
全ての作業が完了するのは今月26日を予定。