県道9号線奈良大和郡山斑鳩線沿いの薬師寺や唐招提寺、郡山城跡のほど近くに7月3日、和菓子店「天平庵大和郡山店」がオープンする。
天平庵は、2006年に桜井市で創業した和菓子店。同店で県内6店舗目となる。約400坪の敷地に、約4メートルはある高い天上と周囲をガラス張りにすることで開放的なとやすらぐ空間を演出した店舗の面積は約84坪。外観には御影石が張り巡らされ和菓子になじみの薄い若者でも気軽に店内に入れるようにとスタイリッシュなデザインに仕上げた。
店舗の半分は席数28席の喫茶コーナーで、今回初めて食事の提供も行う。喫茶のメニューは、サラダの付いた和風ビーンズカレー(900円)や和菓子に合うように作られたブレンドコーヒー(400円)など。
主力商品のどら焼き「大和三山」(1個=157円)は、国産のヨード卵や小麦など厳選した素材を使い「焼きたてが一番おいしい」との思いから、当日製造した商品のみを販売。多いときで約5,000個を1日で販売するほどの人気商品になっている。また、週末のみに販売するプリンの「天平の酪(抹茶)」(1個=280円)もリピーターを中心に人気を集める。
販売管理室の青木智子室長は「地元の人が楽しかった、また行きたいと思えるような地元に愛されるお店作りをしていきたい」と話す。
営業時間は9時30分~19時30分(喫茶コーナーは10時~18時30分)。オープンを記念して、粒あんを求肥(ぎゅうひ)で包み、うぐいすきな粉と和三盆をまぶした「天雲(あまくも)」(1個=75円)を販売している。