航空自衛隊奈良基地(奈良市法華寺町)は5月23日、第53回「奈良基地祭」を開催する。当日は、航空自衛隊幹部候補生学校の学生による観閲式訓練展示や、戦闘機などの展示飛行も行われ、普段入ることのできない奈良基地を一般開放し、さまざまな展示を行う。
同祭は、地域住民に奈良基地及び航空自衛隊に対する認識を深め、理解してもらえるようにと広報活動の一環として毎年行われているもの。
展示内容は、幹部候補生学校の学生よる行進などの観閲式訓練展示や、徒手格闘訓練展示、地対空誘導弾パトリオットや、ブルーインパルスのT-4練習機をイメージしたバイクでアクロバット走行する「ブルーインパルスJr」による地上展示など。
そのほか、戦闘機「F-2」「F-4」「F-15」、救難捜索を行うジェット「U-125A」と救助ヘリ「UH-60J」の展示飛行も行う。戦闘機は岐阜基地を飛び立ち琵琶湖上空を通って南下するルートで同基地を通過後、円を描くように旋回し計3回通過する予定で、騒音にも配慮し高度約500メートルを飛ぶ。
これに伴い、18日と20日に展示飛行の事前訓練が行われる。18日は、F-15が同基地上空を12時20分~30分の間に、20日は、「U-125A」「UH-60J」が14時25分~45分の間に、同基地上空を通過する予定。天候不良などの場合は、翌日以降に順延する。また、機種は変更になる場合がある。
開催時間は9時~15時。同基地に駐車場がないため、公共交通機関の利用を呼びかけている。