若草山(奈良市雑司町)で行われていた「夜桜ライトアップ」が4月11日、最終日を迎え、桜よしのさんや「ゴスペル・ワークショップ」「ラブキャリークワイヤー」のコンサートで会場を盛り上げ、好評のうちに終了した。
同イベントは、「花見のメッカだった若草山にかつての春のにぎわいを」と奈良若草山観光振興会が企画。3月27日から、同山を18時~21時に無料開放して開催したもの。
当日は、夜桜と奈良の夜景に加えて、ゴスペルなどの心地よい音楽がムードを盛り上げ、多くの来山者から「良かった」との声が上がり好評を得ていた。来年からは、奈良の新しい観光スポットやデートスポットとして注目を集めそうだ。
同イベントの運営は多くのボランティアスタッフが支えた。落ち込んでいた時期があり、表に出て何かに携われればとの思いからスタッフに参加した神阪健さんは「いろいろな人と出会えることができ参加したことで元気になれた。ゴスペルライブなどイベントがあったことが良かった」と自身も楽しんだ様子。
愛知県から吉野の桜を見に夫婦で奈良に訪れた河重正幸さん・直子さんは「夜景もきれいで良かった。機会があればまた来たい」と話した。
同振興会の清水会長は「イベントを開催して良かった。課題も残るが、また来年につなげたい」と意気込む。