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奈良で「リシンク・クリエーター・プロジェクト」 地元PRの伝え方学ぶ

会場の様子

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 ワークショップ型セミナーイベント「Rethink Creator Project(リシンク・クリエーター・プロジェクト)」が12月7日、奈良県コンベンションセンター(奈良市三条大路1)で開かれた。

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 「地元を誰かに任せない」をテーマに、それぞれの地域、文化、暮らしならではの魅力を地元の人が発見・発信していくことで持続可能な地方活性化の一助となることを目指す同セミナー。全国のクリエーターの育成や仕事のマッチングを手がける「クリエイターズマッチ」(東京都渋谷区)が主催する。2018(平成30)年から全国各地の会場で開催しており、奈良での開催は昨年に続いて2度目。身近な魅力を発見する方法(Rethink)とそれを簡単にデザインで表すための方法(Create)を学ぶ。

 クリエイターズマッチの大友湧矢さんは「地元の人が地元の課題解決を目指すクリエーティブ制作できる人を増やしたい。このセミナーを通じて地元の魅力を再認識し誰もが『Rethink Creator』になり、当たり前や常識の先にある何かをつくり出すことのできる特別なクリエーターを目指してほしい」と思いを込める。

 イベントには54人が参加。講師には、ITを中心とした制作会社「アンティー・ファクトリー」の中川直樹社長とフリーランスデザイナーの月見啓子さんが登壇。参加者は「伝えたい相手を想像する」「視点を変えて考える」など地域の魅力の捉え方を学んだ後、グループに分かれてワークショップを行った。題材は、「商店街のオープンテラス『SUN DAYS PARK』」と「鹿と五重塔」。参加者がキャッチコピーを考え、月見さんがその場で写真と組み合わせてポスターデザインを制作した。

 セミナーを終え、大友さんは「優れた作品は奈良市のデジタルサイネージ(電子掲示板)に活用されることもあり、採用を目指して制作に熱が入り会場が盛り上がった。結果的に学びの質も上がったようだ」と話す。

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