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奈良で「音訳ってなんでしょう」 音訳ボランティアと舞台俳優が楽しく2人ライブ

左から、アイリッシュハープ演奏の山本美和さん、音訳ボランティアの佐々木恵子さん、舞台俳優の木全晶子さん。

左から、アイリッシュハープ演奏の山本美和さん、音訳ボランティアの佐々木恵子さん、舞台俳優の木全晶子さん。

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 音訳ボランティアと舞台俳優が10月26日、日本基督教団奈良教会(奈良市北半田西町、TEL 0742-22-7846)で「音訳ライブ 音訳ってなんでしょう?」を行う。県大芸術祭・県障害者大芸術祭参加イベント。

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 視覚障がい者のために情報を音声化する音訳は、まだ広く認知されていない。朗読と似ているがコンセプトや表現が違うという。音訳ライブでは、音訳ボランティア歴6年の佐々木恵子さんと舞台俳優歴25年の木全(きまた)晶子さんが、音訳とは何かをそれぞれのアプローチで楽しく伝える。

 佐々木さんが音訳をする際、情報を正確に伝えるにはどのように声で表現したらいいのかなどを常に工夫し悩みながらやっていることに、役者と同じ悩みどころがあることに気付いたという木全さん。「手応えや反応をつかみにくいという佐々木さんに、ライブで音訳をするとどのように人に届くのかを感じられるのではないかと提案した」と振り返る。

 前半は、エッセーなどの文章のほかに、写真や図表などを音声化して音訳についてトーク。後半は、それぞれのアプローチで短い戯曲を音訳する。随所に山本美和さんが演奏するアイリッシュハープの調べが花を添える。

 木全さんは「朗読でもなく演じるでもない音訳の世界を感じてもらいたい」と話す。「初めての取り組みだが、いろいろな作戦を練っているので楽しみにしてほしい。音訳をよりよく知ってもらい、興味を持ってもらえたらうれしい」とも。

 開催時間は13時30分~15時。入場料は1,000円。

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