食べる 買う

奈良の和菓子店「千壽庵吉宗」、喫茶スペースで「わらび餅食べ比べ」など新メニュー

「わらびもちこ」としてさまざまな活動をしている常務の山本隆子さん

「わらびもちこ」としてさまざまな活動をしている常務の山本隆子さん

  •  
  •  

 菓匠 千壽庵吉宗(かしょう せんじゅあんよしむね)奈良総本店(奈良市押上町、TEL 0742-23-3003)に併設されている「千壽茶寮」で10月、新メニューや秋限定メニューの提供が始まった。

商品写真

 同店はわらび餅が名物として知られる。「千壽茶寮」は2017(平成29)、販売スペースに併設された。カウンター・座敷・テーブル席があり、床の間に飾られた調度品や雪見障子越しに中庭を眺めながら和菓子やかき氷を食べることができる。

[広告]

 今月から「純本生わらび餅と生わらび餅の食べ比べ」(1,100円)のレギュラー提供が始まった。山菜のわらびの根からとった澱粉である国産の本わらび粉を100%使った「純本生わらび餅」がこれまでは賞味期限1日だったこともあり、一年のうち正月など特別な数日のみの販売だったが「贈り物として遠方に送りたい。日持ちすればうれしい」という要望に応えるために2年のテスト期間を経て製造スタッフが試行錯誤。賞味期限を3日にすることができ、同時に毎日提供できるようになったという。

 同店常務の山本隆子さんは「当店ならではの最上級の本わらび粉で作った純本生わらび餅の天然の粘りと風味を味わってほしい。生わらび餅と食べ比べ、それぞれの特徴を楽しんで」と話す。

 奈良は「かき氷の聖地」といわれており同店でも通年でかき氷を提供している。秋限定メニューは「~もぐもぐ秋氷~キャラメルナッツ氷」(1,210円)。香ばしくオーブンで焼き大きめに砕いたナッツをトッピングし、氷の中にも仕込んだ。スタッフの鹿菜さんは「こっくりとした味わいが秋にぴったり。自家製ミルク蜜と甘すぎないほろ苦キャラメルソースがナッツと相性が良い」という。提供は11月末ごろまで。

 奈良のブランド品種イチゴ「古都華(ことか)」を使った「そのまんま古都華」(1,045円)も新たに提供。甘みが特徴の古都華を、旬の時期にマイナス30度で凍らせそのまま削り、ミルク蜜をかけて食べる。約20粒使用。「最初の一口は蜜をかけずに古都華の特徴を楽しむのがお勧め」と鹿菜さん。提供は12月末ごろまで。

 大阪から毎月来店するという40代男性は「季節に合ったかき氷を年中食べられる。和菓子屋ならではの素材の良さがある」と話す。

 山本さんは「今年も26日から奈良国立博物館で正倉院展が始まる。宝庫の正倉院にも程近いので、見学の合間に一息ついていただけたらうれしい」とほほ笑む。

 営業時間は10時~17時(16時30分最終受付)。水曜定休(その他不定休)。

  • はてなブックマークに追加