ならまちを提灯(ちょうちん)の明かりで照らし、さまざまな企画を行う「ぐれーとさまぁふぇすた☆ならまち遊歩(ゆうほ)」が8月17日~25日、ならまちで開催される。
「ならまち」は行政地名ではなく、元興寺の旧境内を中心とした地域の通称。今も古い街並みが残り、格子の町家や細い路地に多種多様な店が並ぶ。「見たことのないならまちを探しにいこう」と銘打ってならまちならではの雰囲気や夜の魅力を知ってもらう。
同イベントは今年で3年目。期間中、夜の街歩きやコラボ企画、参加店106店が飲食・物販などの特別メニューや夜間営業を展開する。
開催エリアは、ならまち(元興寺旧境内エリア)、もちいどのセンター街、下御門商店街、橋本商親会、猿沢池周辺。
期間中、買い物券とならまち楽座マップが付いた「楽座手形」(500円)を掲載店で提示して使う。猿沢インウッドデッキ総合案内所、楽座手形販売店で販売する。
同案内所では、装飾しているちょうちんの中から文字を探し答えを見つけ出した人に記念品を進呈する「ならまち提灯さがし」(11時~21時、参加無料)を行うほか、ちょうちんに絵や文字を自由に描き、できたちょうちんを手に散策する「提灯絵付け体験」(11時~20時、500円)を行う。
「ならまち遊歩ナイトツアー」(1,000円)は、「奈良まほろばソムリエ」とイベントエリア内を約1時間で巡る。(土曜・日曜のみ。19時~、19時20分~、19時40分~、20時~)出発前にちょうちん絵付け体験付き。同案内所で受け付ける。
「奈良町物語館」では、地元バーテンダーがさまざまなカクテルを提供する「カクテルバー ならまち遊歩」(18日、14時~21時30分)を行う。17日・18日は、「奈良町にぎわいの家」で「かき氷作り体験」(200円、18時~)、親子で楽しむ朗読劇「さるさわ池物語」(無料、18時~、19時~)などを行う。
ならまち遊歩実行委員会の松浦一葉さんは「ならまち界隈がちょうちんによって幻想的な風景となる。いつもとは違うならまち、どこか懐かしい感じがするならまちを楽しんで散策してほしい」と来場を呼び掛ける。
「猿沢インウッドデッキ総合案内所」営業時間は11時~21時。ちょうちん点灯時間は18時30分~21時30分。