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奈良・旧鍋屋交番でファッションスクールが「ニードルパンチミシン手芸展」

会場の旧鍋屋交番きたまち案内所

会場の旧鍋屋交番きたまち案内所

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 奈良女子大学正門前にある、旧鍋屋交番きたまち案内所(奈良市半田横町、TEL 0742-23-1928)で「もりわきファッションスクール」主催の「第3回ニードルパンチミシン手芸展」が開催されている。額絵、ソーイング+ニードルパンチ、バッグなど80点が並ぶ。

展示の様子

 同スクールは、昭和の初めに洋裁学校として誕生し、現在は洋裁、ニードルパンチミシン、手芸などを教えるファッションに特化した文化教室。奈良女子大学南門前に教室を構える。

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 15年ほど前に奈良市で誕生したニードルパンチミシンは糸を使わない7本針の特殊ミシンで布同士を打ち付け、接合し素材作りをしながら立体的な作品に仕上げていく。「まだ目新しい手芸」といい、初めて見た人らからは「絵画のような風合いが出せるのが不思議」と驚かれるという。

 同スクール代表の今中順子さんが制作した大作「布絵~令和の輝き~」は「生徒から送られてきたSNSの写真からインスパイアされたバラを右下に入れた。生徒と共に影響し合い『ものづくり』を楽しんでいる」と話す。

 「今は手作りしなくても買えば済む時代だが、だからこそ工夫や忍耐を必要とする『ものづくり』が大切。きっかけは何でもいい、やってみると楽しさ、面白さに気付いたという人も多い」とも。

 独特な洋風の外観の旧鍋屋交番は、1908(明治41)年に建てられ「鍋屋の交番」と親しまれてきた旧奈良警察署鍋屋連絡所を改築したもので、現在は案内所としてこの街の姿を伝える拠点となっている。

「ここには近代日本の原風景があり大好きなエリア。ゆらゆらとゆがんで見えるこの建物のガラスは昔のまま」とこの地で育った今中さんは話す。

 「奈良女子大記念館(旧本館)・国指定重要文化財の正門など、長く残る美しい建物に囲まれたこの一角で『ものづくり』の楽しさに触れてほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~16時。水曜定休。入場無料。今月30日まで。

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