奈良クラブ(関西社会人サッカーリーグ1部)が11月9日、第38回全国地域サッカーリーグ決勝大会の決勝ラウンド進出を決めた。
今月7日から3日間にわたり行われた同決勝大会の1次リーグ。奈良クラブはグループB、試合は山梨県内で行われた。初戦は「新日鐵住金大分」(大分)と対戦し4対0(前半2対0)で勝利、翌日は「高知UトラスターFC」(高知)に3対0(前半1対0)、9日に「VONDS市原FC」(千葉)と対戦し、1対0(前半0対0)と、無敗で決勝ラウンドへの進出を決めた。同決勝大会へは2011年に出場したが、決勝ラウンドへ駒を進めたのは今回が初めて。
決勝ラウンドは「ゼットエーオリプリスタジアム」(千葉県)で今月22日から始まる。初戦は、グループAを勝ち上がってきたFC大阪と対戦。FC大阪は関西サッカーリーグで共に戦い抜いたチーム。リーグ戦では奈良クラブが優勝を果たしたものの、第50回全国社会人サッカーリーグで優勝を勝ち取った。同クラブのGM・矢部次郎さんは「ここまでくるとどこも強豪。意識せず自分たちのサッカーをしたい」と話す。
決勝ラウンドについては、「富士山の麓までどこのチームより多くのサポーターが来てくれ、熱い応援が力になった。決勝ラウンドも厳しい戦いが続くので引き続き応援をお願いします」と呼び掛けた。
決勝ラウンドで2位以内に入ればJFL昇格が決定する。JFLからJ3へ昇格するチーム数によっては3位以下でも可能性があるが、奈良クラブの実力を全国に示すためにも優勝でJFL昇格を決めたいところだ。