ドイツ音楽を中心とした100本以上のコンサートが行われる「ムジークフェストなら2012」が6月14日から、奈良市内の文化施設や寺社などを会場に開かれる。
同フェスは、荒井正吾奈良県知事が昨年、日独交流150周年の際にドイツ大統領と会談したことをきっかけに「奈良でも音楽祭を」と企画された。ドイツ音楽との交流をテーマに、奈良の魅力やポテンシャルを生かし、上質な文化芸術に触れてもらおうと開催。期間中、2万人の来場者を見込む。
オープニング公演として14日は、奈良県文化会館でベルリンフィル第1コンサートマスターの樫本大進さんとロシア・ナショナル管弦楽団によるコンサートを開催。これを皮切りに翌15日は、県庁前や五十二段周辺、新公会堂などでコンサートが開かれる。新公会堂では15時~19時、ドイツビールやワインなどを提供する「ドイツの夕べ」も開かれる。
期間中、奈良市内を中心に、奈良市写真美術館や志賀直哉旧居などの文化施設や東大寺や春日大社、薬師寺、西大寺、大安寺などの寺社、カフェなどでもコンサートを予定。奈良ホテルでは、ランチタイムコンサートを連日開くほか、気前ウエルカム演奏として17時~18時(14~23日)、近鉄奈良駅前の行基広場でラテンやジャズなどのライブも行われる。
近鉄奈良駅周辺にイベント案内看板も設置。ガイドブック6万部も作成し配布している。
今月24日まで。