東日本大震災を受けて土砂災害などのもしもの自体に備えて連携を深めようと生駒市消防本部と生駒署は6月15日、生駒市民体育館駐車場(生駒市)で「土砂災害訓練」を行った。
同市は山間地域に位置しており、大地震が起きた際に土砂崩れや建物倒壊による災害が想定さることから、迅速的確な救助活動を行うためにと実施したもの。
訓練は、震度6弱の地震で大規模な土砂崩れが発生した想定の下、倒壊した家屋からの救助、負傷者の応急処置のほか、崩落防止のために斜面にシートを張って木杭を打ち込んで土のうを積み上げる応急処置も行われた。
訓練を終えて影林茂樹副消防長は「生駒市民の地震に対する関心も高まっている。消防機関としてもより一層の警戒を強めていかなければならない。訓練は一つの成果があった」と話した。