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奈良・県や市から続々と救援物資-宮城県気仙沼市や多賀城市に

宮城県気仙沼市への救援物資の毛布を積み込む奈良県職員(3月15日16時25分撮影)

宮城県気仙沼市への救援物資の毛布を積み込む奈良県職員(3月15日16時25分撮影)

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 奈良県は3月14日・15日、消防庁からの要望で東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市に1万500枚の毛布を送ったほか、奈良市は17日、友好都市の多賀城市に2便目となる救援物資を搬送した。

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 14日に搬送した3,500枚の毛布は、翌15日13時に気仙沼市に到着。15日は、6人の職員が7,000枚の毛布が入ったダンボール約660個を10トントラック2台いっぱいに積み込んだ。奈良文化会館の2階から1階に、1階からトラックに積み込む作業は5時間近くにも及んだが、職員らは「被災地に少しでも早く届けたい」との思いで、流れる汗を手でぬぐいながら懸命に作業を行った。15日に出発した2台のトラックも、翌16日の9時30分と10時30分にそれぞれ無事に到着している。

 そのほか県は16日、避難所で健康相談や健康チェックを行う保健師4人を宮城県に派遣したほか、奈良市、生駒市、大和郡山市など9市町水道局の給水車10台とパトロールカー1台、職員22人を岩手県盛岡市に送っている。

 奈良市が17日に多賀城市に向けて搬送した物資は、非常用飲料水=2,000本、非常食(クラッカー)=2,000食、非常食(アルファ化米)=2,000食、簡易トイレ=100セット、カイロ=2万個、乳幼児用紙おむつ=500枚、大人用紙おむつ=500枚、生理用品=500枚、ウエットティッシュ=1,500箱、マスク=1万5,000枚。同市の市民活動部の次長・髙木好清さん、市民活動推進課の主務・栗野健之さん、人権施策課の梶原伸治さんが同行する。

 同市は16日、被災建築物応急危険度判定士の職員6人も派遣、同日中に現地に到着し、翌17日9時から作業を開始している。

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