2月12日に誕生日を迎え3歳になった奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」の誕生日会が14日、奈良県庁で開かれた。誕生日とバレンタインを兼ねた昨年の23個を上回る31個のプレゼントに加えて、葛城市のマスコットキャラクター「蓮花(れんか)ちゃん」が抱き枕とチョコレート、自身が歌うCDを手渡した。
蓮花ちゃんからプレゼントを貰い、照れた様子を見せるせんとくん
せんとくんは、名前がない状態で平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターとして2008年2月12日に誕生。当初は特異な容姿から物議を醸したが、現在は奈良の人気キャラクターとして定着し、同祭が閉幕した後、今年1月から奈良県のマスコットキャラクターとして活躍している。
県庁職員となった今でも相変わらず多忙な毎日を過ごすせんとくん。12日は、九州新幹線全線開業の関連イベントで奈良のPRのために九州に出向いたため、せっかくの誕生日も仕事だった。
「3歳おめでとう。いつも元気と勇気をありがとう」「今年もせんとくんの活躍を楽しみにしています」「せんとくんをきっかけに奈良がますます好きになった」などのメッセージとともに、北海道や東京など全国各地から、チョコレートや花束、手作りの座布団などが届いてせんとくんはご満悦の様子。
奈良発のエンタメ集団「田辺秀行とゴールデンアワーズ」のメンバーもお祝いに駆け付け、ハッピーバースデーを歌い祝ったほか、「仕事が忙しく眠れない夜はこの抱き枕で」との思いで蓮花ちゃんが手作りの抱き枕を手渡すと、せんとくんは少し照れた様子をみせた。
県担当者は「いろいろな政策を助けるキャラクターに成長してください」とエールを送った。