奈良から初のJリーグ入りを目指すサッカーチーム「奈良クラブ」は12月19日、東向商店街にあるバー「Bar Cinema」で「ファン感謝デー」を開催し、来場者らは選手との交流を楽しんだ。
今期から関西サッカーリーグ1部で戦う同クラブ。リーグ戦の結果は、6勝2敗6分、総得点=36点、総失点=24点、順位は4位に終わったものの、得点ランキングでは、檜山勇人選手が10点で2位に着けたほか、アシストランキングでは畑中俊逸選手が7アシストで1位に、牧悠ニ選手が5アシストで3位になるなど奈良クラブの存在感を見せつけた。
電動車椅子サッカーチームの「奈良クラブVICTORY ROAD(ビクトリーロード)」は第16回日本電動車椅子サッカー選手権大会で優勝し日本一に輝いたほか、今年4月に発足した奈良クラブジュニアも10月に行われた公式戦で初勝利を収めている。
当日は、会場に集まったサポーターも一緒になり大合唱で奈良クラブの応援歌を録音。応援歌は今後、選手入場の際に歌っていくという。そのほか、サポーターからの投票でMVPを決める「奈良クラブ総選挙」では、檜山選手が鹿男賞(MVP)に、2位の優秀選手賞に三本菅崇選手、3位の敢闘賞には畑中選手、特別賞には浜岡寛選手が選ばれた。
同クラブのコーチ兼選手の矢部次郎さんは「1部リーグの厳しさを痛感した。来シーズンはこの経験を生かし優勝を目指したい」と意気込み、「(今年は)ジュニアが頑張ってくれた。数年後が楽しみ」と笑みを浮かべた。