「第27回女王卑弥呼コンテスト」が9月28日、大和郡山市のやまと郡山城ホール(大和郡山市北郡山町)で開かれ、第27代女王が決まった。
主婦も参加できる同コンテストは、全国各地で邪馬台国の所在地だと名乗りを上げている市町村が多く存在する中、大和郡山市北西部にあったという故鳥越憲三郎大阪教育大学名誉教授の学説をもとに1982年から開かれているもの。
今回は主婦9人を含む57人が応募。当日来場者から選ばれた一般審査員20人も審査に加わり、自己PRや一問一答が行われた。
「皆さん元気がよく選考に苦戦した」という審査委員長の総評の後、準女王卑弥呼には大阪教育大学3年生の岩谷優子さん(21)と、看護の専門学校生の名古恵さん(19)が選ばれ、グランプリには同志社大学1年生の角谷敬奈さん(19)が輝いた。
10代の思い出にとコンテストに参加した角谷さんは「まだ実感がない、信じられない」と驚きの表情を見せる一方、「緑の豊かさ、歴史が古い、人々が暖かい大和郡山市を多くの人に知ってもらえるように役にたてれば」と目を輝かせた。
新女王、準女王に選ばれた3人は今後1年間、同市の観光キャンペーンレディとして同市観光協会主催の行事などで活躍する。