やまと郡山城ホール(大和郡山市、TEL 0743-54-8000)で9月22日、脱北の悲劇を描いた韓国映画「クロッシング」(キム・テギュン監督)が上映される。奈良での上映は初めて。
話題の映画を身近なホールで気軽に見てもらおうと開かれている定期上映会「サロンシネマ」の一環で、企画は映画の配給・企画上映などを行うアイプランニング(香芝市)。
同作品は、脱北者100人以上の取材や、助監督をはじめ約30人の脱北者がスタッフとして参加し、北朝鮮住民の日常や強制収容所の実態を再現。韓国では100万人を動員したヒット作品で、第13回米国ハリウッド映画祭のグランプリなど国内外で数々の賞を受賞している。
肺結核になった妻のため、チャ・インピョが演じるヨンスが薬を得るために中国に渡るも妻は死んでしまい、一人残された息子が父を探して脱北を試みるも失敗し強制収容所に送られるという家族を引き裂く脱北の悲劇を描いたストーリー。
上映時間は9時45分~、12時15分~、14時30分。前売り券は一般800円。