JR奈良駅前に位置するホテル日航奈良(奈良市三条本町、0742-35-8831)は6月1日、5月の平均稼働率が過去最高の99.1%となり、宿泊売り上げも過去最高を記録したことを明らかにした。
平城遷都1300年祭のメーン会場となる平城宮跡会場の来場者が予定を大幅に上回り、5月31日に来場者数100万人を達成するなど好調な同祭の後押しで、同会場がオープンした4月下旬から稼動率が上がり、5月はこれまでの記録だった2005年11月の98.4%を上回った。5月のこれまでの最高は2007年の88.9%だった。
宿泊人数も1万9,115人で、これまでの記録だった2009年11月の1万6,688人を上回り過去最高に。
同ホテル広報担当の高塲さんは「5月でこの稼働率は驚異的。広報戦略や、全国各地で平城遷都1300年祭の開催をPRするなどの地道なセールス活動、価格販売戦略や予約コントロールが功を奏したのでは」と分析する。
同ホテルは2005年7月にオープン。総客室数は330室。