平城遷都1300年祭のメーン会場平城宮跡会場(TEL0742-25-2010)で7月20日から、推理小説「朱都(しゅと)の記憶」の中で起こる事件の謎を解き明かすイベント「平城京ミステリークエスト」が行われる。
同作品は、平城宮跡や奈良の各所を舞台にしたミステリー推理小説で、江戸川乱歩賞作家・石井敏弘さんが書き下ろしたもの。先月発売した同祭公認ガイドブック「奈良 歴史ロマンを歩く」(三栄書房、価格=1,260円)の付録として付けられているほか、同協会ホームページから応募者先着5,000人に進呈する。
イベントでは、物語の中で起こった殺人事件の犯人などを参加者が探偵となり同会場内に隠されたヒントを元に解き明かすというもの。
同協会担当者は「歴史に興味のない人でも小説のストーリーを通して歴史に触れてもらい興味を持つ機会になれば」と話す。
正解者には抽選で、5人に天平衣装(非売品)、20人に身長が1メートルある特大せんとくんのぬいぐるみ(非売品)などを贈る。解答は、同小説の挟み込みハガキに犯人などを記入して応募する。ヒントの設置期間は、7月20日~11月7日まで。