奈良市消防局が出初め式-1,500人参加、一斉放水に歓声

23本のホースから一斉放水する「平成22年奈良市消防出初め式」

23本のホースから一斉放水する「平成22年奈良市消防出初め式」

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 多くの国宝や文化財、世界遺産を守っている奈良市消防局の「出初め式」が1月8日、鴻ノ池陸上運動公園(奈良市法蓮佐保山)で行われた。消防職団員、幼年消防クラブや女性防災クラブなど約1,500人が参加し、消防車両33台などによるパレードや一斉放水などがあり、1年の無災害を祈念するとともに、有事に備えて士気を高めた。

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 式典では、仲川げん奈良市長が「わたしたちの町の安全を守っていただき、奈良に暮して良かったと思えるようにお力添えを」と要請。続いて荒井正吾奈良県知事が「国宝も木造の建物も多い奈良。生命や国の財産を守っていただくようお願いします」とあいさつした。

 最後に、鴻ノ池に向かってはしご車2台と小型動力ポンプ20台、化学車1台が「放水始め」の合図で放水が始まると巨大な水のアーチができ、見学に訪れていた市民から歓声が上がった。

 そのほか、功績のあった職員・団員の表彰や物産展、「おいしい」と市民にも好評を得ている豚汁の振る舞いもあり、約1,000人分用意された豚汁はすぐになくなった。

 富雄分団の横田昌浩分団長は「火災予防の広報活動を行い、災害のない町にしていきたい」と話す。

 昨年の火災発生件数は113件で、2008年より8件少なかった。

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