高校生を対象とした金融経済クイズ選手権「第4回 エコノミクス甲子園」奈良大会が11月8日、南都銀行研修センター(奈良市南京終町)で開催され、東大寺学園高校二年の岩崎雄太さん、馬田優さんが優勝を果たした。
同大会は、エンターテインメント性を持たせながらゲーム感覚で金融経済教育に触れ、金融知力を身に付けえもらおうと開催しているもの。「県下の高校生に出場機会を提供して、地域における金融経済教育の普及に」と同行がCSRの一環で主催し、初の奈良大会が開催された。
大会には県内8校から2人1組の18チームが参加。予選の筆記試験や、早押しクイズで勝ち抜いた4チームが決勝に進出。決勝第2ラウンドの早押しクイズで「国民所得を、生産・分配・支出の3つの側面からとらえると、これらの額が同じになることを、国民所得の何と言うでしょう?」との問題に正解した同チームが、2位に3点差を付け優勝した。
岩崎さんは「最後は不安だったが、(優勝を決めて)ホットしている。まだまだ実力不足だと思うので、全国大会までにしっかり勉強して臨みたい」と話し、馬田さんは「頑張りたい」と意気込む。東大寺学園高校は前大会で全国優勝を果たしている。
各地方大会を勝ち抜いた20組40人の高校生が、来年1月9日に東京・六本木ヒルズで開かれる全国大会へ出場。大会優勝者にはニューヨークへの研修旅行が贈られる。