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「うめもり」持ち帰りすし店、近鉄奈良駅ナカに新店舗 わさび葉や古代米ずしも

左)店舗前で、梅守社長と販売スタッフ

左)店舗前で、梅守社長と販売スタッフ

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 奈良の「駅ナカ」などで持ち帰りすし店を展開する「梅守本店」は5月14日、「近鉄なら駅店」を近鉄奈良駅構内ショッピングモール「Time's Place奈良」(奈良市東向中町、TEL 070‐1815‐3335)にオープンした。西大寺店、JR奈良店、八木店、橿原神宮前店、天理よろづ店に加えて6店舗目。

「わさび葉寿し」「手鞠わさび葉寿し」などが並ぶ

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 ワサビの葉でしゃりを包みシャケ・サバ・ウナギなどのすしねたをのせた「わさび葉寿(ず)し」(290円~330円)や、日本ギフト大賞2018ふるさとギフト最高賞受賞・2012年JAL ファーストクラス機内食に採用された一口サイズの「手鞠(てまり)わさび葉寿し」(6個入り、1,280円)をはじめ、「握り盛り合わせ」(1人前750円~)、「鯖(さば)棒寿司(ずし)」(1,000円)などを用意する。すし米は岡山の「あさひ米」、酢は紀州和歌山の梅酢を加えた合わせ酢を使っている。

 同社は近年、外国人旅行者などにすし作りを教える「うめもり寿司学校」の経営でも知られ、売り上げの5割を占めていたが、コロナ禍でインバウンド事業は1年以上止まり、東京・大阪・京都にあった学校は閉校した。全体の売り上げは9割減の時期もあったという。

 梅守康之社長は「当社のミッションは皆さんに食べることを通じて元気で笑顔になってもらうこと。近鉄奈良駅は奈良の観光や文化の中心にあり、コロナ禍の大変な時期だからこそ皆さんに和んでもらいたいと実現させた」と思いを込める。

 販売スタッフの小方弥生さんは「古代米の商品は『今までにない味』とリピーターが多く好評を得ている」と話す。「古代あなら寿司」(330円)を買った家族連れは「いつも橿原の駅で買っていて、古代米と焼きアナゴと奈良漬の味のバランスが良く気に入っている」と話し、女性客は「少し温めると良いと教えてもらったので夕食に楽しみに食べたい」とほほ笑む。

 12種類の具材(エビ・アナゴ・サーモン・イカ・奈良漬・しいたけ・かんぴょうなど)が使われている「奈良の大仏巻ハーフ」は、古代米を使った太い巻き寿司(4切れ、698円)。ほかに、助六(450円)、手鞠と柿の葉寿司の「なら柿セット」(780円)などもある。

 梅守さんは「ふたを開けた瞬間に驚きと感動、食べた時に思わず笑顔があふれるような商品作りを目指し続ける」と目を輝かせる。

 営業時間は10時~20時。

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