日本フットボールリーグ（JFL）の「奈良クラブ」は8月2日、鴻ノ池陸上競技場（奈良市法蓮佐保山）でHondaFCと対戦する。

　奈良クラブはこれまで、セカンドステージ成績4勝1敗1分け、勝ち点13で3位に付けている。開幕後のホーム3連戦では3連勝と好調なスタートを切り、第4節ではファーストステージ覇者の「ヴァンラーレ八戸」に2対2（前半0対0）で引き分けた。

　奈良クラブを待ち構えていた試練は第5節、JFL 14位の流経ラゴンズ龍ケ崎とのホーム戦、JFL昇格後一度も負けていない鴻ノ池陸上競技場での戦いだった。気温36度以上と熱気のこもるピッチで行われた同試合で奈良クラブは、0対0の同点で迎えたロスタイムゴールを決められ、無念の敗退を喫した。

　試合後中村敦監督は「勝てなくて悔しい。強かった、下の順位にいる力ではなかった」と悔しさをにじませた。重い空気に包まれたスタジアムでは、サポーターから「悔しいのはみんな一緒。来週勝とう」と力強い声が上がり、その期待に応えるように7月25日の試合では、FC大阪とのアウェー対戦し1対0（前半0対0）で勝利した。

　15試合中6試合を終えたセカンドステージ。ホームゲーム5試合を残し、J3昇格を目指す奈良クラブの負けられない戦いが続く。

　14時キックオフ。