葛城市のマスコットキャラクター「蓮花(れんか)ちゃん」が2月27日、新衣装をお披露目するため、恋人候補せんとくんの働く奈良県庁を訪れた。
当日の朝に完成したというオリジナルの天平(てんぴょう)衣装。顔を隠すための「さしば」を手に、紫色の裳(も)と呼ばれるスカート、同市の市花・ボタンをあしらった背子(からぎぬ)とピンク色の袍(ほう)が一体になったブラウスを着用した蓮花ちゃん。真っ先に、せんとくんに見せたいとの思いから奈良県庁を訪れた。
官服姿で出迎えたせんとくんは、蓮花ちゃんの衣装に興味深々の様子。「新しい衣装はどう?」と少し恥ずかしそうな蓮花ちゃんも、せんとくんには好評のようで、拍手したり、優しく蓮花ちゃんの袖や襟を直してあげたりする姿が見られた。
きれいな衣装を見て喜ぶ様子を見せたせんとくんは「天平衣装同士で奈良をPRしましょう」とコメントした。
新衣装は、全国から公募しインターネット投票などで選ばれた葛城市在住のイラストレーター・安田和行さんの作品。
同市では今年、當麻曼荼羅(まんだら)完成1250年や、竹内街道敷設1400年など歴史的な節目を迎えることもあり、関連行事などで着用していくという。
一般へは、3月3日10時から同市の「道の駅ふたかみパーク當麻」、午後からは「相撲館 けはや座」でお披露目する予定。