生駒市消防本部（生駒市山崎町）は11月19日、消防本部の発足45周年を記念して「生駒消防フェスタ2011」を実施する。

　消防行政への理解を求めることを目的に、普段目にすることのない、消防署の内部を一般公開するもの。署員の案内で通信指令室や仮眠室、食堂、消防車両などが見学できる。広く一般に向けた公開は初めて。

　体験コーナーでは、ロープ渡過の体験、ポンプ車を使った放水体験などのほか、同署の藤本裕一副署長が製作し、今年10月に「消防防災機器の開発等、消防防災科学論文及び原因調査事例に関する表彰」で消防庁長官表彰の優秀賞を受賞した「小型移動式地震体験装置」も展示、最大震度5ほどの地震体験もできる。

　11時と14時からはロープブリッジ救助訓練・引き揚げ救助訓練の展示や、高度救助資器材、防災グッズやパネルの展示、防火ビデオの上映、防火着試着など、消防の内部が隅々まで見学できる内容となっている。スタンプラリーも実施し、達成した人には記念品を進呈するなどの工夫も凝らす。

　開催時間は10時～15時。雨天や災害出動状況などで実施の内容が変更になる場合がある。