奈良県は3月16日から、東日本大震災の被災者を受け入れるため、無償で提供する県営住宅の受け付けを開始した。
17日現在、県営住宅が100戸、大和高田市や天理市、五條市など県内10市町村の市町村住宅60戸を提供する。今後も市町村住宅は増える見込み。家賃は敷金ともに免除され、光熱費は実費。間取りは2Kや3K、4DKなどがあり、ルームシェアも可能。エリアなどについてもできるだけ希望に応じるという。
即入居できる県営住宅は奈良市、橿原市、桜井市の団地35戸で、3月末までに入居可能な住宅が54戸、4月中に入居可能な住宅が11戸ある。
申し込みには、罹災(りさい)証明書と印鑑が必要。受付時間は8時45分~17時15分(土曜・日曜・祝日除く)。受付窓口は土木部まちづくり推進局住宅課県営住宅係(TEL 0742-27-7539)、同地域住宅係(TEL 0742-27-7544)。
同日14時までに奈良県には5件の申し込みがあった。