薬師寺(奈良市西ノ京町)で12月29日、年末恒例のお身ぬぐいが行われ、同寺の僧や有志で集まった学生ら約50人が、清巾(じょうきん)と呼ばれる手ぬぐいを使い、薬師三尊像などの仏像にたまったほこりを払った。
午後1時から金堂で、式衆ら10人が読経し法要。多くの参拝者が見守る中、僧や学生らが、はしごに上り仏像の顔から清巾をかけ隅々まで丁寧に磨いた。清められ本来の輝きを取り戻した仏像に参拝者は手を合わせた。
同寺の僧は「お身ぬぐいを無事行うことができ、僧も参拝に来られる方達も清々しい気持で新年を迎えることができる」と話す。