大安寺(奈良市大安寺)で6月23日、竹に感謝する「竹供養・がん封じ夏祭り」が営まれ大勢の参拝者が訪れた。
竹供養は、中国の故事で竹を植えると良いとされている「竹酔日(とくすいにち)」にちなみ、古くから人々の生活や文化に関わりの深い竹に感謝し供養するもの。
境内では、藤影きもの専門学校(奈良市西大寺)の生徒16人が笹娘となり、笹をあしらったさわやかな浴衣姿で「がん封じの笹酒」を振る舞った。初めて笹娘となった吉田香織さん(20)は「貴重な体験ができて楽しかった」と話す。
そのほか、「第10回竹供養撮影会」も行われ、笹娘の衣装を身にまとったミス奈良をモデルに多くのカメラマンがレンズを向けたほか、ゲストで登場した宮川大助・花子の花子さんと娘のさゆみさんがトークショーなどで参拝者らを楽しませた。