奈良信用金庫(本店=大和郡山市)は3月19日、鹿をモチーフにした同金庫オリジナルマスコットの名前を「ならっきー」に決定した。昨年12月から愛称を募集し、全国各地から届いた1,456通の中から決めたもの。
「ならっきー」は、2006年から同金庫の広報誌に「やらわかいイメージ」を与えることを目的に、ナビゲーターとして登場したのが始まり。その後、同金庫利用客らから「かわいいと」人気を集め、テレビなどの各メディアに取り上げられ、さらに人気に火がついた。
当所、愛称の募集は300通ほどの応募を想定していたが、予想以上の反響に、愛称を決定する委員会も急きょ、増員し対応に追われた。
愛称は奈良市内の谷ちゃん(9)が考案した。「幸せ」と言う意味でも使われる「ラッキー」と奈良をかけ、同金庫の顧客、奈良県が幸せになるようにとの思いが込められている。
「ならっきー」を作り上げたのは同金庫の菊澤さん。10年ほど前からマスコットを作りたいと、「金魚すくい大会」などで知られている同市をイメージする金魚をベースに描くなどし、これまでに30以上の案を出したがすべて却下されてきた。
菊澤さんは「(ならっきーの)イメージのように、信頼され、愛される金庫になれれば」と話し、「平城遷都1300年祭を盛り上げお手伝いできる第4のキャラになれれば」と期待を寄せる。4月5日には、大和郡山市で開催される「お城祭り」で着ぐるみのお披露目を予定。「(着ぐるみは)イメージを損なわずさらにかわいくなっている」(同)と自信を込めた。