夜の奈良公園を、瑠璃色LEDで演出するイルミネーションイベント「第11回 しあわせ回廊 なら瑠璃絵」が2月8日~14日の7日間、行われた。
8日のオープニングイベントを皮切りに、奈良公園が神秘的なイルミネーションで彩られた。春日大社・興福寺・東大寺の夜間特別拝観や奈良国立博物館 夜間開館も行われ、三社寺が幻想的な光の道でつながれた。
「花たんざく」を購入し入園できる、奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~庭園イルミネーション内には「冬七夕ロード」が用意された。島根から奈良の実家に帰省中という45歳の男性は「初めて来たが、こんなきれいなイルミネーションをしているなんて思いもしなかった。子どもは願い事を短冊に書いて『冬七夕ツリー』に飾り、いい思い出になったようだ」と目を細め、美しい瑠璃絵の世界に酔いしれていた。
最終日には、1880(明治13)年2月14日に開設された奈良公園の140回目の誕生日を祝い、恒例のバースデー花火が打ち上げられた。