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奈良一刀彫の東田茂一さんが展示販売会 祖父・父含めた3世代の作品並ぶ

奈良一刀彫ブランド「NARADOLL  HIGASHIDA」代表の東田茂一(もいち)さん。祖父の代から一刀彫の技術を受け継ぐ3代目。「大胆さと繊細さが同居するのが奈良一刀彫の面白いところ」と話す。

奈良一刀彫ブランド「NARADOLL HIGASHIDA」代表の東田茂一(もいち)さん。祖父の代から一刀彫の技術を受け継ぐ3代目。「大胆さと繊細さが同居するのが奈良一刀彫の面白いところ」と話す。

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 奈良一刀彫(いっとうぼり)ブランド「NARADOLL HIGASHIDA」の展示販売会が11月30日・12月1日の2日間、伝統的な町屋を改修した宿泊施設「西村邸」(奈良市花園町)で行われる。

奈良一刀彫「かざりひいな」の写真

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 一刀彫は、平安時代後期から約900年続く奈良の伝統工芸。春日大社の奉納物として納められてきた。木地の切り出し、面の造形、日本画絵の具や金箔(きんぱく)などを使った色付けまで、全ての工程を一貫して一人の職人が行う。金物を一切使用せず、木肌の素朴な風合いが特徴。

 同ブランド代表の東田茂一(もいち)さんは、祖父の代から一刀彫の技術を受け継ぐ3代目。「大胆さと繊細さが同居するのが奈良一刀彫の面白いところ」と話す。

 展示販売会では、祖父と父の作品を含めた3世代と、茂一さんの元で修業に励む職人見習いの女性「工芸女子」らの作品の展示も行う。

 会場の西村邸を主宰する杉本雄太さんは「伝統的な作品から、若い女性作家が手掛けるかわいらしい作品まで一堂に会する貴重な機会なので、ぜひお越しいただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は、12時~17時。入場無料。

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