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奈良大で考古学・古代史の4人の研究者が討論 「平城京の市と商売」

平城京出土品:商品として流通した須恵器・土師器

平城京出土品:商品として流通した須恵器・土師器

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 考古学や古代史の研究者による2019年度埋蔵文化財講演会「平城京の市と商売」が、11月24日、奈良大学(奈良市山陵町、TEL 0742-44-1251)講堂で開催される。

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 商売という切り口で、平城京に見られる商品の流通を紹介する、同大学博物館で開催中の特別展「平城京の市と商売」(12月21日まで)の関連イベント。

 平城京の発掘調査で見つかった膨大な土器・土製品などは、商品として売り買いされ、平城京の住人の生活を支えていたと考えられる。講演は「平城京の商業活動」をテーマに、平城京で出土する土器は商品なのか、奈良時代の商工業活動とはどのようなものだったのかにスポットを当てる。

 1部は、奈良市埋蔵文化財調査センター所長の三好美穂さん、元公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所の小森俊寛さん、同大学文学部史学科の寺崎保広教授、奈良女子大学の舘野和己名誉教授が講演を行う。

 2部は、1部登壇者をパネリストとして「土器は商品となり得るか」をテーマにシンポジウムを行う。コーディネーターは、奈良大学文学部文化財学科の坂井秀弥教授。

 開催時間は13時~。聴講無料。申し込み不要。

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