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奈良・「交流の家」で、歌手・中川五郎さんらと世界を変える行動を考える一日

20年ぶりのコンサート開催に、にぎわう交流の家

20年ぶりのコンサート開催に、にぎわう交流の家

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 「交流(むすび)の家コンサート~大きな世界を変えるのは、ひとりの小さな動きから~」が10月22日、交流の家(奈良市大倭町2)で開催された。

観客に挨拶する湯浅理事長

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 1963(昭和38)年、あるハンセン病回復者がその病歴を理由に宿泊施設の利用を拒否されたことを大学のゼミで聞いた学生たちが「誰でも泊まれる施設を造ろう」と計画から資金集め実際の建設まで行い、1967(昭和42)年に完成した同施設。

 当時の学生たちが中心メンバーとなり、現在もFIWC(フレンズ国際ワークキャンプ)関西委員会の拠点として、地域の人たちとの交流を通して災害支援やさまざまな問題解決を目指すボランティア活動を続けている。

 コンサートでは「大きな世界を変えるのは、ひとりの小さな動きから」の趣旨に賛同するアーティストらが音楽や朗読を行い、メインゲストでフォーク歌手の中川五郎さんスペシャルライブ&トークをはじめ、KEY(在日コリアン青年連合)による韓国の民俗音楽「サムルノリ」、佐藤裟智子さんの朗読、加納さちあさんのソーラーキッチンライブ、FIWC写真展示が行われた。

 参加した60代男性は「観客は約100人と多くはなかったが会場の熱気を感じた」と話す。NPO法人むすびの家理事長の湯浅進さんは「約20年ぶりにコンサートを開催した。FIWCの活動は若い人たちの参加が少なくなってきているが、これからも地道に続けていきたい」と話す。

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