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奈良・英会話でチャレンジ アメリカのレストラン体験

輪になり、ボールでコミュニケーションを取る参加者と講師

輪になり、ボールでコミュニケーションを取る参加者と講師

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 大人と子どもを対象にした英会話体験「英語で話そう ~アメリカのレストラン体験にチャレンジ!~」が8月21日、奈良市はぐくみセンター(奈良市三条本町)で開催された。いちと会主催。

体験の様子

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 小学4年~6年、中学生数人を含む子ども18人と大人10人、計28人が参加した。

 講師は、児童英会話講師で小学校の英語アシスタントも務める中村睦(むつみ)さん。2007年~2008年、アメリカフロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールドのレストランでキャストとして勤務した経験を持つ。

 中村さんは「私は学生時代、英語が苦手で赤点ばかりの落ちこぼれだった。でも、英語でのコミュニケーションの楽しさを知るきっかけがあり人生が一変した」と言う。

 「どのようにしたら子どもに英語を楽しんでもらえるかを大切にしている」と、レッスンに込めた思いを話す。

 「英語に触れて『楽しかったな』という体験をしてほしい。それが将来、海外に興味を持つきっかけになるかもしれないし、もし英語につまずくときがあっても楽しかった思い出が頑張る原動力になる」とも。

 この日、1部はアイスブレークを兼ねて、中村さんが自身のアメリカ生活の話をした。初心者に合わせて、まずは英語の音に慣れてもらうために「英語:日本語=7:3」ほどで話し、プロフィールやディズニーワールドの様子をクイズを交えて紹介した。

 2部はロールプレー。グループに分かれて「レストランごっこ」で英語を使っていく。ディズニーワールドのレストランの雰囲気を味わうことを大切にしたといい、「ウェイター・ウェイトレス役」と「お客さま役」に分かれて、アメリカのレストランでよく用いられる英語表現をレクチャー。オーダーを取ったり、注文したりした。

 最初は恥ずかしそうにしていた子どもたちだったが、次第に笑い声が飛び交い笑顔で会話していく様子に中村さんは「楽しんでくれてうれしい。堅苦しいものではなく、『ままごと遊び』のように進めたのがよかったと思う」とほほ笑んだ。

 参加した大人からは「楽しかった。自分が子どもの時にこういう授業を受けてみたかった。また英語を勉強したいと思った」などの感想が聞かれた。「2020年に小学校で英語が必修教科になるそうだが、前もってこのような楽しい体験が必要だと感じる」との声もあった。

 「コミュニケーションツールとして生きた英語を感じてもらいたい。英語に対する抵抗を無くし、英語に触れるきっかけ作りになれば」と中村さんは話す。

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