近畿日本鉄道や、大阪市交通局、阪急電鉄、阪神電鉄、京阪電気鉄道、山陽電気鉄道など10社(局)は4月1日から、「奈良・斑鳩1dayチケット」を発売する(阪神版、山陽版は3月20日から発売)。
同チケットは、各拠点と近鉄の指定区間、奈良・斑鳩地域の奈良交通バスが1日乗り放題になるチケットで、約30カ所の寺社、施設の割引優待なども付く。
近畿日本鉄道は2002年、近畿一円から奈良や斑鳩への集客を目的に各社(局)の協力を得て試験的に発売。その後、毎年発売し好評を得ていることから、今年も発売する。2008年度(2008年4月~2009年1月)の販売実績は約6万4千枚。
合わせて同社は、奈良県内の四季折々の花や紅葉の名所を紹介するDVD「奈良大和路 花ごよみ」を制作し、この春に特定チケットを購入した先着5万人に進呈する。
同DVDは、昨年制作された「奈良大和路の四季」に続く第2弾。日本一との呼び声も高い吉野の山桜、奈良公園の奈良九重桜などの桜の名所をはじめ、奈良県内の花の名所を四季に沿った美しい映像でたどる。
同社担当課の担当者は「奈良大和路の魅力をさらに深く知っていただき、より多くの方に当社線を利用して足を運んでいただければ」と話す。