春の全国交通安全運動が5月11日に始まり、奈良市交通対策協議会主催の「春の交通安全運動市民決起大会」が12日、なら100年会館(奈良市三条宮前町)中ホールで開催された。
今年のスローガンは「交通事故のないやすらぎの大和路づくり」。同協議会会長の仲川げん奈良市長と、顧問の中岡伸一奈良警察署長があいさつし、中岡署長は「けがや死亡が絡む事故は平成30年度は昨年度に比べ減少したものの、令和元年はすでに昨年度の同時期に比べ増加している」と報告した。
交通安全功労者の表彰も行われた。団体の部は「葬儀式場パルティ富雄リビング」「奈良市立済美小学校PTA」、個人の部は吉田義教さん、大西宣祐さん、宮川義一さん、片山博文さん、西村隆介さん、大西隆さん、奥西智恵子さん、辻眞由美さん、田尾幸雄さん、池渕康彦さん、島村幸伸さん、吉崎恒雄さん、中川康子さん、谷川幸男さん、北村和子さんの15人が表彰された。
その後、「オカリナみなみ」がオカリナ演奏、春日保育園の園児たちがダンスと歌を披露し会場を盛り上げた。セレモニーの最後に春日保育園の園児たちが「交通ルールを守り、交通事故ゼロを目指す」と宣言し、「横断歩道の手前ではスピードを落とし、横断する人が居たら停止して優先して」と大きな声で呼び掛けた。
春の全国交通安全運動は今月20日まで。