世界遺産・平城宮跡(奈良市二条大路南3)で1月26日・27日、「大立山まつり2019 奈良ちとせ祝(ほ)ぐ寿(ほ)ぐまつり」が開催された。
同祭りは、県内各地に伝承する祭りや芸能のお披露目、講話やワークショップ、特産品を生かした「あったかご当地グルメ屋台」があり、奈良の文化と食を知ることができる機会を提供する。
両日にぎわいを見せた朱雀門広場前「あったかもんグルメと特産品」会場には、県内39市町村からフードが集まり、幅広いメニューで「奈良はうまいもんだらけ」と訪れた人にアピールした。
大阪から友人と訪れたアキコさん(38)は「飲食ブースが多くびっくりした。奈良のおいしいものをいろいろ食べたり、祭りが見られたりして楽しい」と話す。
奈良の漢方「大和当帰(やまととおき)」を使ったメニューを提供する店も数店あり、奈良市のタイ料理店「ラホツ」では大和当帰塩で食べる串焼き「鶏肉のサテ」を販売。オーナーの別所有可さんは「歴史ある場所で奈良の文化満載の祭りに出店できてうれしい」と話す。「大和当帰は『名前は知っているが、食べるのは初めて』という方が多いが、おいしいと喜んでくれた」とも。