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まるで有名ブランド? 「第67回正倉院展」琵琶の模様が話題に

奈良国立博物館の外観

奈良国立博物館の外観

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 奈良国立博物館(奈良市登大路町、TEL 050-5542-8600)で10月24日から「第67回正倉院展」が開催される。

「紫檀木画槽琵琶」正面

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 63点の宝物を展示し、うち12点が初公開となる同展。中でも、「紫檀木画槽琵琶」(したんもくがそうのびわ)は17年ぶりの出展で、ネットなどで「まるで有名ブランドの模様のよう」と話題になっている。

 全長98.5センチ、最大幅40.7センチで、長梨型の胴と曲がった頸(くび)が特徴の同琵琶。この形は、ペルシャ起源で隋唐(ずいとう)時代に流行し、奈良時代に日本に伝わったとされる。背面と側面に象嵌(ぞうがん)される模様は、木地に、木、竹、牙、角類などの色調の異なる素材を寄せ木細工風に組み合わせて表し、四弁花菱(はなびし)文、六弁花文、小花文の3種類の模様を背面と側面に規則正しく配置している。「有名ブランドのよう」と話題になっているのはこの模様。

 そのほか、聖武天皇ご遺愛の品や奈良時代の装束、年中行事に関わる宝物、漆塗りの鼓や伎楽面などを展示。2009年~2012年に宮内庁正倉院事務所が行った調査で、鯨のひげが使われていたとされていた「柿柄麈尾」(かきえのしゅび)の毛がイノシシの毛だと分かったことなど、調査の成果を示す宝物の展示も。

 開館時間は9時~18時(金曜・土曜・日曜・祝日と10月24日~25日、30日~11月1日、3日、6日~8日は19時まで)。入場料は、一般=1,100円、高・大学生=700円、小・中学生=400円。閉館の1時間30分前から入場できる「オータムレイト」は、一般=700円、高・大学生=500円、小・中学校生=200円。11月9日まで。

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