帝塚山大学・東生駒キャンパス(奈良市帝塚山)に9月28日、東急ハンズ(東京都新宿区)がデザイン監修を手掛けた「TEZUKAYAMA FOREST CAFE」(テヅカヤマ フォレスト カフェ)がオープンした。
大学創立50周年記念事業の一環として行われたもので、これが最後のプロジェクト。元は自販機と椅子が置かれ殺風景だった学生ラウンジを、キャンパスで一息つけるくつろぎの場として落ち着きある雰囲気のカフェに一新。森をコンセプトにした店舗は、広さ160平方メートルで、79席を設ける。東急ハンズの手掛けたカフェは同店が奈良県初。大学とコラボしたのも初めて。一般の利用も可能。
「FORESTコーヒー」、アイスコーヒー(以上100円)と、自販機よりも安く本格コーヒーを味わえるとあり学生の人気を呼びそうだ。このほか、ベーグルサンド(BLT、180円)、ホットサンド(ハムチーズ、220円)などのほか、県産食材にこだわった「まほろばプリン」(250円)、奈良市内にある植村牧場の牛乳を使う「カフェオレ」(300円)、ホットミルク(360円)なども。テークアウトにも対応する。
25日に開かれた内覧会では、新しく生まれ変わったカフェに学生らは「すごくいい」と驚きを示し、「サークルのミーティングに使いたい」「今までは使うことがなかったが、しばらくは席を取るのが大変そう」などの声。ワッフルやチーズケーキなどをテーブルに並べ楽しく談笑する学生らに同社副社長・持田一夫さんは「ここに入り浸らず授業にもちゃんと出てくださいね」とくぎを刺していた。同大学では学生と地域住民との交流の場、地域コミュニティーの場として活用できればと期待を寄せる。
営業時間は月曜~金曜の10時~17時(大学休暇中は営業時間が変更になる場合あり)。