東大寺、春日大社、JR奈良駅、奈良公園などで8月30日・31日、県内外から集まったダンスチームがパフォーマンスを披露する「バサラ祭り」が開かれ、33チーム約800人が熱のこもったダンスを披露した。
30日は17時ごろから雨が降り出した奈良市内。同祭のメーン会場となる奈良公園・登大路園地の特設ステージでは、雨の中でも祭りが続いていた。数チームのダンス披露が終わると、ステージにたまった水で滑らないようにとスタッフが水をかき出しながら継続。
「えいやー」など威勢のよい掛け声とキレのあるダンスで衣装が吸い込んだ水もはじけ飛び、大きなチーム旗に振られて上がる水しぶきがライトに照らされて演者らを輝かせた。
時折大粒の雨が強く降ることもあったが、参加者らは雨などもろともせず一心不乱にダンス。その熱意は会場にも飛び火し、天理市から訪れたという女性は「傘をさすと見づらい」と参加者と同様に雨にぬれながら演舞に見入っていた。